実家に帰ると母が近所の桑の葉を摘んでは、天ぷらにして食卓に出してくれます。今年も帰省したら、おやつにあげてくれました。緑の葉なのに、青々しい感じの後味はなくなくナッツっぽい風味。食感も大葉より歯ごたえがあり、やっぱり美味しかったので、気になってちょっと調べてみたのであります。
おさる実家は畑と田んぼが混在する風景が広がっています。今は少なくなってしまいましたが、子供の頃は、ところどころに桑畑もありました。民家にも桑の木を植えていて、写真のような実がなる頃には、小学校の登下校途中、おやつの代わりに実を食べてたこともあります。色がどす黒いので最初は抵抗がありますが、美味しくて酸っぱさが先行する甘さです。
桑の実はスイーツ女子が大好きな立派な「ベリー」で実は食べてる人も多いかも 「マルベリー 」と言われると思い出す方も多いかも!?今では健康に意識たかそうな人が好みそうな感じなのですが、そのベリーが子供の頃摘んでは食べて胃た桑の実。びわもイチジクも昔は買わないで近所でもいで食べてたのにねーなんて話すると、話題が逸れるのでやめておきます(笑)。 さて、桑の木は調べてみると様々な種類があり、蚕の餌となっている桑は「ヤマグワ」という種類です。桑の葉をご存知の方が多くご覧になっているのがおそらくこの種類だと思います。その年に生えた若葉を、毎年我が家は天ぷらでいただきます。レシピというほどの工程じゃないのでメモ書き程度ですが、記しておきますね。
<桑の若葉の天ぷら>
・葉は水で良く洗う
・布巾で軽く水を拭きとる
・片面に塩を混ぜた衣をつける
・さっとくぐらせて揚げる
夏の間、そうめんや蕎麦の付け合わせに実家では頻繁に食べています。 桑の葉は、春から夏の間、たくさんの葉を茂らせます。摘むときに注意してほしいのは、若葉が大きく成長した葉のみ、葉先の芽を積まないように、成長した若葉のみを摘んでいただけるようにお願いします。 美味しくてつい夢中で食べちゃってから思い出して撮影しました。食べかけ写真でごめんなさい(笑)
桑の葉は、鉄分もカルシウムも豊富。そしてなによりも
一番注目したいのは血糖値上昇を抑制する DNJ(デオキシノジリマイシン)
桑の葉が最も成長する、シーズンの緑の葉です。栄養価が豊富なのは言うまでもありませんが、注目すべきは固有に近い成分「デオキシノジリマイシン(DNJ)」です。
この成分は食後の血糖値上昇を抑制すること、小腸の中で働く糖分分解酵素を抑制する働きがあり、糖尿病の予防などにも用いられているそうです。
桑の葉茶なども同様の作用があるとして販売されています。また、同様に桑の葉を餌としてたくさん食べる蚕のフンを乾燥したものは、古くから漢方で用いられているようです。フン!…さすがに服用に躊躇しますけど、漢方薬といわれると飲む気になるから不思議ですね。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AF
また、それが良いとわかると、ついついそればかりを摂取することになりがちなので、調べてみたら、定量の連続摂取でも低血糖を起こさないことを世界で初めてヒト証明できているので食べすぎて副作用を心配することについても確認されています。https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/tarc/012906.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AFれ
このほか桑の根の皮も漢方に使用されていて、利尿、血圧降下、血糖降下作用、解熱、鎮咳があるり古くから愛用されているようですね。
秋にはこの成分が現象するという研究報告も上がっているので、ぜひ夏までのお楽しみにとして試してみてはいかがでしょうか? とにかくおさるは桑の葉の天ぷらの味がめっちゃ好みです。食感も風味も本当に見た目以上に美味しい。母にもとても良い作用のある桑の葉です。 そして生前の父と一緒に夏は良く食べたと語る母の顔は、とても幸せそうでした。食材と共に思い出せるような素敵な思い出があるというのも、また嬉しいことです。 実家は川沿いにあり、それで、台風のシーズンは度々決壊しそうになって怖い思いをしましたが、冬はからし菜、春先はセリ、立夏ごろには桑の葉と、毎年季節ごとに美味しいものがあり、実家に帰る楽しみが増えております。自然には災害もありますが、それと同じぐらい恵みがありますね。そして、新しい味を知ったおかげで、桑の葉をみかけると、夏の日差しより暑い視線を送るおさるです。
誰か食べたら教えてくださいませー! 次回は4回目の「やさい予報」で今週末金曜日の10時にラジオでお会いしましょう。 ご拝読感謝です! <後述> 「カフェ&ショップ沙羅桑」 住所長野県岡谷市加茂町1-6-6 吉田館工場棟 http://www.1198.co.jp/ 水耕栽培で生産していて、 お店でも食べられるみたいなので俺メモとして記述しておきます。年中食べられるし、外光栽培よりも栄養成分が落ちない的な話をされてますね。ちょっと行ってみたい!レポートできたらまたこちらについても記述しますね
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